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「現実と幻想の狭間」part5

ドアを開けたその先にはベッドに横たわる茜の姿。

端から見ればなんの異常もなさそうに眠っているように見える。

「茜・・・?」
咲は茜に近づき様子を確認しようとした。

「え?」

息をしていない。

「嘘・・・でしょ?え・・・なんで・・・?」


咲は腰が抜けたように床へ座り込んでしまった。

「咲ちゃん・・・」

紫が咲に声を掛けると、咲は泣き崩れた。

「嘘!昨日普通に一緒に帰ってたのに!なんで・・・どうして・・・」

我を忘れたかのように泣き叫ぶ咲。

それからどれくらい経っただろう、咲の涙も落ち着きを見せ始めた頃、紫が話し始めた。

「茜は昨日は帰ってきて夕飯も食べないで、部屋に行ったわ、それから部屋に誰も入れないようにって、綾音に言ったらしいの・・・」

綾音も今にも泣きそうな顔で話し始めた。

「茜お嬢様は部屋に戻ると、そのままお眠りになったようで部屋からは物音一つ聞こえなくなりました・・・私はお嬢様がお疲れなのだと思い、そのまま朝まで部屋には入らなかったんです・・・」

「それで朝になったらこうなってたの・・・?」

咲が枯れそうな声をひねり出す。

「はい・・・でもおかしいんです」

「え・・・?」

「確かにお嬢様は息をしていらっしゃらないのですが、心臓は動いているんです」



ありえない。


普通の人間ならば心臓が動いていれば息もできるはず、それを綾音は息はしていないのに、心臓が動いていると言うのだ。

咲は茜の胸に耳をあてる。

ドッド、ドッド、ドッド・・・

「ほんとだ・・・動いてる・・・」

「お医者様もありえないことだと言って先ほど、前例があるかどうかお調べに行ったのです」

「死んでる訳じゃない・・・」

咲は立ち上がった。

「綾音さん・・・この辺で1番大きい図書館はどこです?」

「え・・・?それだったら多分隣の市の国立図書館だと思いますが・・・」

「紫さん、綾音さん。私も調べてみる」

「咲ちゃん・・・わかったわ。お願いしていいかしら」

紫は気丈には振舞っているが、相当疲れているようだ、一緒には無理そうだった。

「綾音さん、ネットでそれらしい情報探してもらっていいですか?」

「わかりました・・・やってみます」

咲は茜の顔をもう一度しっかりと目蓋に焼き付けた。
「それじゃ私行ってきます」

茜は隣市へ急いだ。




さてさて茜の運命はいかにw

続きお楽しみに^^
フリフリ ~~~ヽ(゜▽゜*)Ξ(*゜▽゜)ノ~~~ バイバーイ♪

2008/09/04 01:16 | 小説COMMENT(1)TRACKBACK(0)  TOP

コメント

再開祝!

簡単に原因は教えないな~w
この部屋で茜の声は聞こえてこなかったんだね^^
あの幻聴はここでは起こらずか・・・
まだまだ原因究明には時間がかかりそう^^
これからどんなことあるのかな~w

PS.昨日は久々のドザエモン失礼しました^^;
(トドメはセイだったような気もするが・・・w)
変種はわかりずらいね~(*^_^*)
それよりキリン・・・疲れたね~(~_~)

No:174 2008/09/04 13:40 | ニィ先生 #- URL [ 編集 ]

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